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都市化社会となった現代では、いろいろなストレスが、病気の原因になることはよくきかれます。「夜中に何度も目が覚める」 「朝はやく目がさめてそれから眠れない」 「寝つけなくて困る」などの不眠を訴える人もその原因の一つとして精神的・身体的ストレスの増加があげられます。
「眠らなくても死ぬことはない」と言われることがありますが、そんなことはありません。不眠は健康に大きな影響を及ぼすのです。1つは脳・精神機能への影響で、このことは古くからよく知られています。それだけでなく、身体機能にも影響を及ぼします。不眠によって老化が促進され、高血圧や糖尿病などの慢性的な生活習慣病が悪化する可能性もあるという報告もあります。
例えばアメリカでは、巨大な産業事故であるスリ−マイル島の事故(1979年)やチャレンジャー号の爆発(1986年)など、これらはすべて睡眠を切り詰めて非常に眠い状態での作業ミスにより起こったと推測されています。米国の調査では、睡眠障害の治療費は、年間2兆円、睡眠障害が引き起こす年間の事故損害額は、年間7兆円に上るという見積もりがなされています。
現在アメリカでは、
◆国立睡眠障害センターを各州に設立 ◆睡眠学が必修課程に
などの睡眠障害への対策がとられています。
日本においても、睡眠増進センターが3000人を対象に行った調査では、睡眠で休養がとれていない人が23.1%、何らかの不眠で困っている人が21.4%と、5人に1人が睡眠に関する問題を抱えているといった結果がでています。そこで私どもでは、全面的に睡眠障害に取り組むべく、滋賀医科大学および医療法人藤樹会滋賀里病院と共同で、日本入眠研究所を設立いたしました。
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